羽田空港

3時半頃寝たから朝がつらかった。
でも、彼が朝から塾だから頑張って起きてシャワー浴びた。
なのに肝心の彼が起きなくって、昼から行くとか言う。

私が泊まった日って、なんとなく遅くまで起きてるから、
次の日の授業とかを休みがちになる。
でも、今の彼には休んでる暇はない。
夏休みだけでもできる限り勉強するって決めてたから、
それを私が泊まったことで邪魔になっちゃだめなの。

それでむりやり起こした。

朝の彼は不機嫌で、ほとんど会話がなかった。
多分、私を泊めたことを後悔したりしてた。
私自身、これ以上彼につきまとうこともどうかと思った。

私は彼のことが好きで、一緒にいたいのに、
彼が私を彼女としてそばにおいてくれないことに
不満や不安を感じて、離れた方がいいのかもと思った。
でも、彼が私をそばにおかないのは、
自分の目標を果たすためなのかもって改めて思った。

私じゃなくて、他の人と遊びに行くのも、
私のことが嫌いだからとかじゃなくて
私とべったりすることをわざと避けてるんじゃないかと思った。

なんかそう思ったら、少し心が落ち着いた。
また急に熱くなるのかもしれないけど。


お姉ちゃんが、赤ちゃんと一緒に青森に帰った。
羽田空港に見送りに行った。
ゲートをくぐっていくお姉ちゃんたちを見て、
淋しくなった。
また来てねー！！

見送った後、ひとりで屋上に飛行機を見に行った。

飛行機は何の迷いもなく、振り向くこともなく
まっすぐに飛んでいく。
あんな風にまっすぐに生きられたらいいのに。
あんな風におおきな心で。

私は今、何がしたいんだろう？
なんのために生きたいんだろう？

私がここにいて何もしていなくても、
飛行機は時間通り次々と離着陸を繰り返す。

来年から私の職場になるであろう場所。
ここできっと、この先たくさんのことを、
たくさんの自分を見つけるだろう。