どうしようもない気持ち

昨日、ついに彼に再会。

彼の両耳のピアスが相変わらず、私を嫌な気持ちにさせた。

それでもやっぱり、どうしても彼のことが気になって自然に目で追っていた。

夜の宴会で、彼と話したっていう友達と話をして、
衝撃的なことを言われた。

彼曰く、今では私のことが一番好きだったって思っていて、
ほんとは友達になりたいみたいに思っているって。

いまさらであっても、
私のことを好きだったって言ってくれたことを嬉しく思う気持ちと、
いまさらだから、もう手遅れなのにって思う悲しさが混ざって、
泣けた。

まだまだ好きなんだって、実感してしまった。

だからこそ、もう繰り返したくないって思った。


彼よりもいい男なんて、いくらでもいるんだ。

でも、私がここまで愛した彼っていうのは、
この世にたったひとりしかいない。

他の人にとっては、ただの男でしかない彼だけど、
私にとっては、世界で一番魅力的な男だった。

人生の目的が、いつのまにか彼になっていたんだと思う。
彼と一緒に、ふたりで人生を歩んでいくっていうことが。
彼がそう思っていたとは思えないけど、私は勝手にそう思っていた。

その目的を失った今、私はただ生きているだけになってしまった。

だから、変な話いつ死んでも悔いはない。
生死に関わることに対して、以前よりも恐怖感を抱かない。

それほどまでに彼は私を征服していた。


いつまでもこんな気持ちでいたら、
私の人生の意味がなくなっちゃうから、
新しい人生の目的を一日もはやく見つけたい。

何度口にしたかわからないけど、
さよなら。
友達になんて、戻れません。

連絡してこられたら、自分がどうなるかわからないから、
連絡してこないでね。

さようなら。